更年期の不調

2021.9.29

あれ?もしかして更年期??
いや、でもな〜?

もしもし、そこのアナタ様。何かお困りですか?
更年期は男女問わず皆に訪れるものですよ💡思春期がないまま大人になった人はいないですよね。それと同じで皆が通る道、それが「更年期」です。だいたい45〜55歳頃を指します。

話は変わるけど、人生って人それぞれ色々ありますよね(・ε・)苦労した点も違えば、過ごした環境も違う、食生活や生活スタイルも違う。だから更年期の体の状態は”その人が歩んできた道のり”の様に実に様々なのです。

更年期はね、人によっては全く不調がない人もいます(おめでとうございます!!)

しかし中には心や体に不調を感じる人がいて、これらは「更年期障害」と呼ばれます。《障害》というより《この時期に現れる体の傾き》と捉えると良いですよ。

下記に更年期の不調として相談の多い症状を挙げます。
・のぼせ、ほてり、ホットフラッシュ
・寝汗、多汗
・不眠、夢が多い
・足腰がだるい、痛い
・気持ちの落ち込み、憂鬱、イライラ、ソワソワ、焦燥感
・頭痛
・健忘、忘れっぽい
・耳鳴り、聴力低下
・ドライアイ、かすみ目、視力低下
・めまい
・冷え性
・疲れやすい
・体が乾燥する(口,喉の渇き、乾燥肌、おりものが少ない、膣の乾燥)
・便秘

実に様々ですね。人生はみんな違いますもの、体もみんなそれぞれ違いますからね。
しかも、この時期は仕事、お子さんのこと、両親のことなど様々な負担がかかりやすい時期です。そのためストレスも多く心身ともに負担が大きいです。ストレスがかかると自律神経が乱れますが、これは中医学では「肝(かん)≠肝臓」の不調を捉えます。それから人は歳を重ねると生命力の源(中医学では「腎(じん)≠腎臓」と呼びます)が少しずつ弱っていきます。

この様に更年期の不調は「肝」「腎」の2つに基づいているものが多いです。肝腎要(かんじんかなめ)と言う通り、人の体においても重要な役割を果たすため幅広い不調に繋がります。更年期の不調対策としてよく使う漢方もこの肝腎をケアするものが多いです。

肝腎の話を始めると長くなるので(ええ、それは長〜くなります笑)また別の機会に詳しく話しますが、この2つのケアはエイジングケアとしても大切なので、不調の改善だけでなくこれから先の体作りという点でも早めに始めると良いです。

「これって更年期の不調?」と思ったら一人で抱え込まずにぜひ相談してくださいね

成城漢方たまり 谷澤瑛美