頭痛

2021.9.15

頭痛がして何もできなくなってしまう。繰り返す頭痛は辛いものです(・ω・`)

一言に「頭痛」と言っても、実は色々あるんです。人はそれぞれ顔も違えば体も違う。生活スタイルも仕事も食事もみんな違う。なのに頭痛はみんな一緒?そんなわけないんですよね。

例えば
①イライラしやすい、ストレスが多いという人によくあるのが、目の前がチカチカしたり目眩を伴う頭痛。コメカミが痛い、吐くという人もいます。このタイプの人は、過剰な”熱”や”エネルギー”が頭に上りやすいことが原因です。

ほら。キャンプファイヤーって小さい頃にやりました?あの炎って放っておくとどんどん上に昇りますよね。あんな感じで、体で生じた熱や火は体の上の方(頭)に昇って痛みをもたらすのです。

なので過剰な熱や火を冷まして、頭に昇らないように降ろすことが大切です。

他にもよくあるのが
②激痛ではないけど、シクシクなんとなく痛いというタイプ。これは体の不足があるタイプです。具体的には気血精(体を養ったり、栄養を与えたり、生命力を支えるもの)のどれか(全部ということもある)が足りないために、頭を養えずに痛みが出ます。

例えば疲れてくると頭痛がする、とか、生理中や生理後に頭痛がするというのはこのタイプが多いです。(産後の女性もですね〜)

あとは
③頭に何か巻かれているように痛いということもあります。こういう人は体の中に余分な湿気や老廃物が溜まっていることが多いです。特に雨の日は頭痛になりすい傾向にあります。ぎゅーっと痛いとかヘルメットみたいとか表現する人もいます。湿気を追い払ったり、老廃物を外に排泄させることが大切ですよ〜

と、ここまで、よくある3タイプを紹介しましたが、実際には、他にも血流が悪い、カゼの初期、気圧変化などなど様々なことが原因になります(頭痛の世界は本当に深いー!!

このように原因が色々あるので、みんな同じ「痛み止め」で対処できるわけもなく。漢方薬もそれぞれの体の傾き・過剰・不足にあったものを使います。

そして、できることならもう「もう痛くなりたくない」「そもそも痛くならないようにしたい」というのが本音ですよね。

痛い時はまずそれを止める対処療法を。そしてそのあとは繰り返さないような体質改善を。漢方薬はどちらもお手伝いできますよ。

お困りの際はお気軽にご相談くださいね。

成城漢方たまり 谷澤瑛美