生理前・生理中の不調

2022.8.31

最近生理が重くなったとお悩みの30代女性のお客様。数年前に出産し、その後生理まわりのトラブルが増えてきたとのことです。生理前にメンタルの波が激しく(イライラや落ち込み)過食してしまう、生理痛が強く経血に大きな塊が混じる。出血が一定でない。なんだか朝から疲れているとのお話しでした。

生理前は自律神経の巡りが悪くなりやすい時期なので、メンタルの不調や過食、肌荒れなどの不調を訴える人は多いです。一般的にPMSと言われる症状の多くにこの巡りの悪さ(中医学では”気滞:きたい”と言います)が関与しています。

また過食により体のキャパを超えた食事量を摂取したり、甘いものや味の濃いものを沢山食べることで胃腸が弱り、体の老廃物(中医学では”痰湿:たんしつ”と呼びます)が溜まり、体の疲れ・眠気・だるさを生じるようになります。

さらに自律神経の巡りの悪さと老廃物の蓄積は血流不良を招くため、生理の痛みが強い・経血がドバッと出たり少なくなったり・経血に塊が混じる、経血がドス黒い感じの赤色というような月経の不調を引き起こしやすいです。

こちらのお客様は普段の食事・生活習慣・加齢や産後の問題・睡眠・ストレスなど様々な影響で自律神経の巡りが悪く、体の老廃物が蓄積し血流が悪い状態だったので、それらを改善する漢方薬を服用して頂いたところ、翌月から生理前および生理中の症状の一部が軽快し始め、3〜4ヶ月経つ頃には「生理前・生理中に感じていた不調がほとんど気にならなくなった!毎日とても元気に過ごせるようになった!」と喜んで頂きました。不調が減ったことで気持ちのゆとりが生まれ日々の楽しみも増えたとのお話しです。

女性にとって生理は毎月くるものなので、生活の質に大きく関わります。生理前〜生理中合わせると月の半分以上調子が悪いと言う方もいるほど。この期間を少しでも快適に過ごして毎日を楽しく過ごせるようになりたいものですねᐠ( ᐛ )ᐟ

お悩みがある方はお気軽にご相談ください。

成城漢方たまり 谷澤瑛美